その他の犯罪事例
振り込め詐欺以外にも、振込を誘導する金融犯罪があります。犯罪の内容を理解して、被害にあわないようにご注意ください。
警察官や銀行員(または銀行協会や金融庁の職員)を装って電話をし、言葉巧みに暗証番号を聞き出し、その後自宅に訪問して、キャッシュカードをだまし取る詐欺です。


カード窃取詐欺の手口
01.

警察や銀行を名乗り、「あなたのカードが偽造されている。」などと不安をあおり、言葉巧みにATMの暗証番号を聞き出す。
02.

電話がきた後、金融庁など公的機関を名乗る人間が自宅を訪問し、何かと理由を付けてカードを窃取する。
事例

◇△銀行のものです。
あなたのキャッシュカードが偽造された可能性があります。
カードを新しくする必要があるので、暗証番号を教えてください。
偽造ですか…本当かな…
でも悪用されたら怖いし、カードは変えた方が良いな。
暗証番号は、XXXXです。


〇〇警察のものです。あなたのキャッシュカードが偽造された疑いがあるため、封筒にカードを入れて、 保管してください。近くに金融庁の人間がいるので確認のため自宅に伺わせます。
え!どうしよう、本当に偽造されていたんだ…
わかりました。言われた通り、封筒に入れて保管します。


金融庁のものです。偽造されたキャッシュカードは危険なので、金融庁で責任をもって回収いたします。
あとは、新しいカードを作成していただければ安心です。
よかった!これで安心だ。では、よろしくお願いします。

後日
カードを渡した日に、銀行口座からお金が出されている!警察も、銀行も、金融庁もウソだったのか…

※上記は、あくまでも一例です。実際には、さまざまな内容や方法でのアプローチがあります。

対策
01.
銀行がキャッシュカードの暗証番号を聞き出すことは一切ないため、絶対に応じない。
02.
自宅に訪問しキャッシュカードを直接引き取りに来る事はないため、絶対に応じない。
