イーバンク銀行とNew World TMTが資本提携

2005年3月29日

アジア地域での本格的業務展開を展望

インターネット専業銀行のイーバンク銀行株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松尾 泰一、以下イーバンク)は、香港の大手コングロマリットであるNew Worldグループ(新世界集団)の上場子会社であるNew World TMT Limited(本社:香港、CEO:Albert Wong、以下NWTMT)との資本提携を行うこととしました。今後イーバンクは、同グループとの提携等により、アジア地域での本格的業務展開を展望してまいります。

提携内容

1. New Worldグループ(新世界集団)について

New Worldグループ(新世界集団)は、1970年に香港で設立され1972年に株式公開を果たした、香港の有力企業グループです。当初の不動産開発会社から、現在では総資産で140億米ドル(約1兆5千億円)を誇る、有力な大手コングロマリット(複合企業グループ)に発展してきており、近年ではM&Aや新規事業開発により、コアビジネスの範囲をサービス、インフラ、通信分野に拡大してきています。例えば通信分野においては、グループ会社であるNew World Telecommunicationsが香港における固定通信事業者の免許を、またNew World Mobilityが移動通信事業者の免許を各々保有し、幅広いサービスを提供しています。

NWTMTは、1995年に株式公開を果たしたNew Worldグループの中核企業であり、中国、アジア市場において、幅広くメディアやテクノロジー分野への投資を行っております。今回の投資は、NWTMTが日本で初めて実施する戦略的投資であり、NWTMTの投資先企業とイーバンクとの業務シナジーによる、イーバンクの企業価値の増加を意図したものです。

2. 今後のアジア地域での業務展開

イーバンクでは、3月7日付の機構改革で国際業務を所管する国際業務室を設置し、今後アジア及び欧米におけるビジネスチャンスを積極的に追求する態勢を整えました。今回の資本提携はその第一弾と位置付けることが出来、今後NWTMTとの提携等により、アジア地域におけるペイメントサービスの提供に向けた、積極的な業務展開を目指してまいります。