2018年12月27日
海外では、隙をついて暗証番号を盗み見る、ATMにスキミング装置が仕掛けられているというようなことからデビットカードの不正使用による被害が報告されています。そこで、海外旅行、海外出張でのATM等、デビットカードご利用時に起こる犯罪から身を守るための方法をご紹介します。
背後から暗証番号を盗み見て取引を継続、口座から出金する「ショルダーサーフィン」と呼ばれる手口があります。
海外では安全を考慮し、銀行の営業時間内に支店内にあるATMを利用。取引操作は問題なく、無事に口座から出金することができた。現金とデビットカードを財布に保管していると、後ろに人が並んでいる気配を感じたため、そそくさとATMを後にした。食事やショッピングで現金が足りなくなり、再び出金を試みるが、残高不足で口座から出金ができない。不審に思い電話センターへ連絡、自分が現金を受領した後にも出金の事実があることがわかった。現金が出てきた安堵とデビットカードを取り忘れないように気を取られていたこと、順番待ちの人がいて焦ったことなどから、ATM画面の『取引終了ボタン』を押さなかったことが原因で被害にあってしまった。
ATMが複数台あるにも関わらず、利用できるATMが極めて少ない場合や、空港・駅・バスターミナル・ショッピングモールなどでの利用にはご注意ください。犯人がスキマーと呼ばれる機械を1台に設置、他のATMを故障にみせかけてスキマーを仕掛けたATMへ誘導し使わせる手口があります。深夜・早朝も人の出入りがあるため、犯人が人気のない時間帯にスキマー設置のためにATMに細工をしても怪しまれることが少ないのです。
海外旅行先でデビット機能を利用してATMで現地通貨を引き出そうとを試みたが、初めに利用したATMでは暗証番号入力後にエラーメッセージが出て取引ができず、隣のATMで操作すると出金することができた。旅行から帰国してしばらくすると身に覚えのない出金を知らせる取引通知メールが届き、カードが偽造されてしまったことがわかった。
ATMコーナーで話しかけてくる人はほぼ犯人グループの一員の可能性があります。
慣れない海外でのATM操作。安全を考えて銀行支店内のATMを利用するが、ディスプレイには現地の言語が表示されよくわからない。すると、後ろに並んでいた優しそうな人が手助けを買ってでてくれた。無事に口座から出金することができ、感謝し別れた。その後、食事をして支払いのために財布をあけるとデビットカードが入っていないことに気づく。慌てて電話センターへ連絡すると口座からの不正出金が発覚。
また、暗証番号は見られても大丈夫だと思っていた。ところが、そのATMにスキマーが仕掛けられていたようで、カードを偽造され、同時に暗証番号も知られることになってしまった。旅行から帰国してしばらくすると海外ATMでの身に覚えのない出金を知らせる取引通知メールが届いてわかった。
ICチップリーダーがあるにもかかわらず、わざわざ磁気テープを使用するのは不正の可能性があります。
海外の有名な観光地での土産物店で土産品を購入してデビットカードで支払った。その際、店員がICチップリーダーがあるように見えたが、磁気テープを読み込んだ。やや不審に思ったが店員の愛想はよくそのまま支払いを行った。旅行から帰国してしばらくすると身に覚えのない出金を知らせる取引通知メールが届き、カードが偽造されてしまったことがわかった。
ATMでの操作中に暗証番号をのぞき見られ、現金を引出した直後に口座から現金を引出されることがあります。また、デビットカードの磁気情報を盗み取るスキマー(カード磁気情報不正読取機)がATMのカード挿入口に取付けられていることなどがあります。海外では手荷物と同じように、デビットカードのご利用にも国内にいるときよりも注意を払ってくださいますようお願いいたします。
詳しくは「楽天銀行デビットカード規定」をご覧ください。