新・楽天銀行FX 口座開設者限定レポート 身につけよう! ~FXで失敗しないための7つの力~

第5章 テクニカル分析力 チャートから【マーケットの変動】を予測する 1

自分なりのテクニカル分析手法を見つけよう

「ローソク足」と「トレンドライン」の話

第4章では、ファンダメンタルズ指標の基礎を学びました。
金利と為替の相関性、経済統計の意味や、主要通貨とその国の経済的性質などのファンダメンタルズ的な知識を得ることで、情報を深く理解し、自分で分析、判断することができるようになります。
さて、5章では、テクニカル分析を学んでいきましょう。
チャートは、永久に上昇し続けることもなければ、下降し続けることもありません。また、直線的に推移することもまずありえません。「ノイズ」と呼ばれる歪みをはらみながら、トレンドを形成していきます。
このようなチャートの基本的な特性を学んでいきましょう。

「ローソク足」でチャートを読む

ローソク足

テクニカル分析の基礎の基礎といえば、「ローソク足」でしょう。
ローソク足とは、よくチャートで見る白と黒(新・楽天銀行FXは赤と青)の長方形とそれを貫く一本の線のような形をした記号です。
この記号は、それ自体で相場の強弱を表します。
ローソク足のすごいところは、「短期的な強弱」だけでなく「トレンドの転換点」なども読み取れるというところでしょう。
また1本だけでなく、2本、3本、それ以上で把握していくと、さらに信頼性の高いサインとなり得ていきます。
そもそも、このローソク足はどのように描かれるのでしょうか。
まず、始値と終値に横線を引き、それぞれを上辺と下辺にした長方形を描きます。これがローソクの胴体(実体)となります。終値が始値よりも安くなった時はローソク足の実体を黒く塗ります。
これを「陰線(いんせん)」と呼びます。
反対に、終値が始値よりも高くなった時、つまり相場が高値で引けた時は、実体部分を白くします。
これが、「陽線(ようせん)」です。
加えて、その間の高値と安値を実体に貫くように直線で描きます。
この直線をヒゲと呼びます。
上に突き抜けたヒゲを「上(うわ)ヒゲ」、下に突き抜けたヒゲを「下(した)ヒゲ」と呼びます。

ローソク足の描き方

このローソク足の形状に、値動きのヒントが隠されているのです。
「ローソク足ひとつで価格の変化をあらわすもの」を一覧にしておきますので、目を通しておきましょう。

陽線のパターン(順に強気→弱気へ)
陰線のパターン(順に弱気→強気へ)
同事のパターン
ローソク足の組み合わせとサイン

ローソク足の周期

また、ローソク足を形成するにはその周期が必要です。
その日の値動きから作られたローソク足を「日足」、一週間の値動きから作られたものは「週足」、同様に「1分足」、「5分足」、「30分足」、「月足」など、その周期は様々です。
たとえば、月足であれば長い期間のトレンドが分かりますし、1分足であれば、直近の値動きが分かります。
それぞれに利用方法がありますので、自分の取引スパンに合ったローソク足の見方をしてみましょう。

トレンドの認識

さて次は、ローソク足の連続で形成されるチャートから何を読み取るか、ということにフォーカスします。
それが、トレンドです。
トレンドとは、価格の一時的な流れではなく、大局的な流れのことです。
基本的に、「上昇トレンド」と「下降トレンド」と「横ばい」などがあげられます。
たとえば上昇トレンドが明確に確認された場合は、一時的に価格が下落したとしても上昇すると見込まれます。
下降トレンドでも同じく、一時的に価格が上昇したとしても、結局は下落すると判断できます。
相場の基本としては、上昇トレンドの際は買いで入り、下降トレンドの際は売りから入るのが鉄則です。ただ、上昇しきったところで買いを入れてしまう、また、下がり切ったところで売りを入れてしまうのは最悪のケースです。
こういうことを避けるために、「トレンドに乗る」ことはもとより「トレンドの転換期を見極める」ことが大切になってくるわけです。
それでは、トレンドの転換期によく見られるチャートの形状を覚えておきましょう。

下値支持線、上値抵抗線

チャートが上り詰めた、また下り終わった、という場面では、それぞれの買い・売り圧力が「一度挑戦され、突破に失敗する」という現象が多く見られます。
その挑戦が一度だったらただの「点」ですが、2度以上あると、点と点をつなぎ合わせた「線」になり下値支持線or上値抵抗線となります。
以下の図のように、それぞれのA,Bの二点を直線で結んだ部分がそういったものになります。そこを超えたときは、トレンドの転換点だと考えてもいいでしょう。

下値支持線、上値抵抗線

また、以下の図が基本的な、上値、下値を見極めるチャートの形状になります。
代表的な天底暗示のパターンです。日本では「三尊型」「逆三尊型」、欧米では「ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ」「ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム」と呼ばれます。
このパターンは、高値圏の場合、高値を越えようとするも、いずれも売り圧力に押されていることを示しています。
このチャートの形は、反対にすれば相場の底にも当てはまります。

三尊型

逆三尊型

また、考え方は同じですが、三尊型のように3つの山を形成しないまでも、2つの山のみで価格が跳ね返されてしまっている状態のことを、「ダブル・トップ」「ダブル・ボトム」と呼びます。
2回の挑戦で跳ね返されてしまっているところから、買い手の勢いのなさが表れていると言っていいでしょう。

ダブルトップ

ダブルボトム

決まりが“ない”というところがテクニカル分析の楽しさ

まずは基本のローソク足、トレンドラインなどテクニカル分析の基礎について書きましたが、実は、テクニカル分析に、仰々しい決まりはそこまでありません。
たとえば、上値抵抗線や下値支持線を形成する「点」の見つけ方ですが、1分足、5分足、日足、週足、月足などローソク足を形成する周期と、短期的か、中期的、それとも長期的なスパンで「点」を見つけていくかなど、その組み合わせだけでも、かなりのバリエーションが見つけられるはずです。
基本を知った後は、ぜひ一度、ご自身で「点」を見つけ、線を引いてみる楽しさを感じてみてください。
楽しさが、「さらに学びたい」という気持ちに昇華していけばこっちのものです!