新・楽天銀行FX 口座開設者限定レポート 身につけよう! ~FXで失敗しないための7つの力~

第5章 テクニカル分析力 チャートから【マーケットの変動】を予測する 3

知って得する「フィボナッチ」と「MACD」

フィボナッチ・リトレースメント

オシレーター系にもトレンドフォロー系にも属さない分析方法の中で、「信者」と呼ばれるほど信仰している投資家が多い分析手法が、「フィボナッチ・リトレースメント」です。

数学者のレオナルド・フィボナッチが考案した【ある数字】を使った分析方法ですが、この数字は例えばウサギのつがいの数や、らせんに沿ったひまわりの種の数、またカタツムリの殻の溝の広がり方など、自然の摂理を司る数と合致しているとも言われています。

他のオシレーター系分析と基本は同じですが、フィボナッチ・リトレースメントの場合は、数字を利用して、「上昇相場からいったん下落した場合、どこまで下がるのか」(押し目)と「下落相場から上昇した場合、どこまで上がるのか」(戻り)という目標値を探ります。

下図のように、直近の高値や安値にラインを引き、そこから、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%のポイントで「戻り」の位置になるということです。
ちなみに、トレンドの勢いが強い場合は、38.2%、勢いが弱い場合には61.8%、半値戻しの50%が強いポイントとして示されます。

「フィボナッチ」の見方と活用法

フィボナッチ・リトレースメントの売買ポイント

フィボナッチ・リトレースメントを使う際、すでに明確な数字が決定しているわけですから、分析のポイントは「どこにフィボナッチラインを引くか」ということになります。

この判断をする際には、「人がどう思うか」つまり、自分以外の不特定多数の参加者が意識すると思われるラインを選ぶことと、もう一つは自分の取引スパンによって価格を決めることです。

もしもあなたが、短期のデイトレやスウィングトレードを中心としているのであれば、比較的短期(たとえば日足や分足など)のチャート上におけるラインを引くことをお勧めします。

反対に、中長期取引をメインにしているのであれば、短期チャート上でフィボナッチラインを引いても意味をなしません。この場合も、自分の取引タイミングに合わせてラインを引くことを心がけましょう。

MACD(マックディー)

MACDというテクニカル分析があります。
Moving Average Convergence Divergenceの略で、“マックディー”という愛称で親しまれています。基本的な考え方としては移動平均線と同様ですが、MACDと移動平均線のことなるところは、単純に、一定期間の平均化ではないということです。

MACDの移動平均は、指数平滑移動平均というもので、簡単に言えば、「新しい価格ほど、比重が大きくなる」という計算方法のことです。

移動平均は短期、長期の2本があり、短期平均の値から長期平均の値を引いた差がMACDと呼ばれます。また、MACDの値を一定期間で単純平均したものがシグナルと呼ばれます。

MACDの売買シグナルは、MACDとシグナルのゴールデンクロス、デッドクロスの場合となります。
高値圏のときにデッドクロスが出た場合は売りシグナルとなり、底値圏にある場合にゴールデンクロスが出た場合は、買いシグナルとなります。

MACDというテクニカル分析

その他のテクニカル分析

そのほかにも、モメンタム、ROC、RSI、ストキャスティクス、RCI、エンベロープ、ボリンジャーバンド、一目均衡表、ウィリアムズ%Rなど、多くのテクニカル分析があります。

この項目でもっとテクニカル分析を学んでいきたいという思いを持ったかたは、ぜひともご自身で能動的に学んでいきましょう。