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「新・楽天銀行FX」に関するシステム不具合発生時の対応

定義

提示レートの定義

当行における新・楽天銀行FXの提示レートは、原則として、当行が定めた方法に基づきカウンターパーティから取得したレートを、当行が定めた方法に基づき生成し、お客さまに提示したレートをいいます。

正常レートの定義

正常レートとは、インターバンク市場のレートと著しく乖離していない提示レートをいいます。なお、インターバンク市場とは、銀行や証券会社などの金融機関が外国為替など短期資金の取引を行う市場を指します。

異常レートの定義

異常レートとは、インターバンク市場のレートと著しく乖離した提示レートをいいます。インターバンク市場とは、銀行や証券会社などの金融機関が外国為替など短期資金の取引を行う市場を指します。

システム不具合の定義

新・楽天銀行FXのシステム(当行または当行のカウンターパーティにおける取引に係わるシステム、プログラム、回線等、装置設備の一切を含み、以下、「システム」といいます)の不具合により、異常レートをお客さまに提示した場合、またはお客さまからの注文を受注できなくなるか、または当行が受注した注文の執行が遅延あるいは不能となった状態をシステム不具合といいます。

  • 通信回線の障害やお客さまに起因するパソコンやスマートフォンの不具合または情報ベンダーの障害が原因の場合は、システム不具合に含まれません。

システム不具合の告知方法

当行がシステム不具合を確認した際には、当行ウェブサイトの「お知らせ」ページに「システム不具合のお知らせ」を掲載します。また、システム不具合の状況に応じて、FX取引チャネルの「お知らせ」欄に個別にお客さまにお知らせする場合もあります。

楽天銀行ウェブサイト(ログイン前)の「お知らせ」ページ

新・楽天銀行FXログイン後画面の「お知らせ」ページ

※パソコンサイトの場合

※スマートフォンアプリの場合

判定

異常レートの判定

異常レートは、当行及び当行のカウンターパーティにおいて、金融商品取引法及び関係法令諸規則並びに所定のルールに基づき判定します。

約定、注文の取扱いについて

異常レートでの約定、注文の取扱い

異常レートが発生し、当行及び当行のカウンターパーティにおいて、金融商品取引法及び関係法令諸規則並びに所定のルールに基づき、約定の修正等が必要であると判断した場合は、以下のとおり取扱うものとします。

  • 異常レートによって約定した取引、及び当該レートが原因となり実行されるロスカット取引については、原則として取消し、訂正します。
  • 上記①に加え、異常レートの発生前に受注した未約定の注文、及び異常レートによって判定されたロスカット注文については、正常にレートが提示されていたと仮定した場合に本来約定すべき価格で約定させるものとします。
  • 上記①または②による約定レートの訂正等が不可能な場合においては、本来約定すべきレートにて約定したものとみなし、実際の約定レートとの差額を調整金の入出金にて調整することとします。
  • 異常レートに起因して注文レートが変更されたトレール注文については、原則として当該注文を取消すものとします。
    また、この取消し処理が完了するまでの間に約定した当該注文についても、原則として取消し、訂正するものとします。

システム不具合時の約定、注文の取扱い

システム不具合が発生した場合は、当行はその事態を確認し、以下のとおり、お客さまへの対応を速やかに実施するものとします。

  • システム不具合時における注文不能及び受注不能に伴うお客さまの機会損失については、約定訂正の対象としません。
  • (例)

    • ログインできず注文が出せなかったので、得られたであろう利益が享受できなかった
    • 約定結果の画面反映に時間を要したので反対売買が発注できず、得られたであろう利益が享受できなかった
    • 注文を取消(訂正)する予定であったが、画面の遷移が遅く取消(訂正)が発注できず元の注文で約定してしまった

    これらは、いわゆる機会損失に該当します。

    当行として受注行為がないことから価格の確定ができず、損失額の確定ができません。従いましてこのような機会損失については損失を補填することができませんので、あらかじめご了承ください。

  • システム不具合発生前に受注した未約定の注文、及びその期間内のロスカットの判定については、正常にレートが提示されていたと仮定した場合に本来約定すべき価格で約定させるものとします。
  • システム不具合を理由に、乖離した価格において約定した注文およびロスカットについては、正常にレートが提示されていたと仮定した場合に本来約定すべきレートで、取消し、訂正をおこなうこととします。
  • 上記②③の約定レート訂正等が不可能な場合においては、本来約定すべきレートにて約定したものとみなし、実際の約定レートとの差額を調整金の入出金にて調整することとします。
  • システム不具合が発生している時間中、トレール注文が正常に機能しない場合(レートの動きに追従しない等)があります。その場合は、正常にトレール注文が機能していたと仮定した処理はおこないません。
  • お客さまご自身が入力され、確認画面を経て当行が受託した注文が、お客さまの入力ミス等により過大な数量や意図せぬ価格であった場合でも、当行ではご注文の取消、損失の補填等を行うことができません。
  • 万一、当行のシステムの瑕疵等により制御機能に不具合があった場合も、お客さまの確認を経たものであればご注文の取消、損失の補填等を行うことができません。お客さまご自身で十分にご確認のうえ、注文のご発注をお願いします。
  • システム不具合時のお客さま対応にあたりまして、お客さまのご意向を確認するために、ご連絡を差し上げる場合がありますので、その際はご協力くださいますようお願いします。

「示談」等での解決

法律で定められている方法以外による損失の補填は認められておりません。いわゆる「示談」あるいはそれに類似するようなお申し出に対しては応じかねます。合わせてご了承ください。



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