パラボリック・タイム/プライス・システム(Parabolic time/price system)、通称パラボリックはRSIと同様J・W・ワイルダーによって開発された、大相場(大きなトレンドを形成する時)に活躍するテクニカル指標です。ローソクチャートの上下に出ている放物線の形をした線のことを指します。このパラボリックはSAR(ストップアンドリバース)という値をつなげて線にしたもので、トレンドの転換点を測るのに有効です。
■初期設定
加速因数…0.02(最大設定値0.20)
数値を小さくするとダマシは少なくなりますが、タイミングが遅れ(変化の対応が遅れる)、大きくし過ぎるとダマシが多くなります。
なおパラボリックの各種設定については【表示・環境設定】の「チャート」、もしくは描画されたパラボリックをクリックすることでも行なえます。
チャート画面上部の【テクニカル選択】をクリックし、トレンド系のパラボリックをクリックしてください。またはチャート画面上で右クリックをし、【テクニカル】からパラボリックを選択することでも可能です。
[1]通常、ローソク足がパラボリックの上にある場合は、「上げ相場」を示し、下にある場合は「下げ相場」を示します。上昇相場でローソク足がパラボリックを下抜けたら「売りサイン」、下降相場でローソク足がパラボリックを上抜けたら「買いサイン」とされています。常に買いまたは売りのポジションを持つことを前提としています。
[2]パラボリックは、相場が大きなトレンドを形成している時には非常有効ですが、ボックス圏などトレンドがない相場の場合は、頻繁にシグナルがでるなどダマシが多くなるため、逆のオシレーター指標を併用した方が良いとされています。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がることを保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。