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最近新聞などでもよく目にするようになった「通貨選択型投資信託」。
「分配金が多いのが魅力らしいけど、いったい今までのファンドとどこが違うの?」と疑問の方も多いはず。
今回は、そんな通貨選択型ファンドのしくみと魅力に迫ります!
「為替ヘッジ」を上手に利用することにより、従来の投資信託に比べてプラスアルファの収益をめざしたファンドです。
従来の投資信託と同様に「①主要投資対象の値上がり益」や、その通貨の「②対円の為替差益」に期待するだけでなく、「③為替ヘッジプレミアム」も期待することができます。
また、「豪ドルコース」や「ブラジルレアルコース」など、各ファンドごとにコースを選ぶことで、為替ヘッジする「通貨」を選択できます。
投資対象のリスクに加え、選択通貨国の為替リスクも影響を受けるため、リスクは相対的に高いですが、上記3つの収益を源泉とした比較的高い分配金が魅力です。

「為替ヘッジ」ってなに?
「ヘッジ」とは、リスクを減らすためにとられる行動のこと。
もともと「為替ヘッジ」は為替の変動リスクを減らすためにあらかじめ将来の為替レートを予約しておくことをいいます。
通貨選択型投資信託は、「為替ヘッジプレミアム」も加えた3つの収益の獲得をめざします!
「DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ」、「通貨選択型エマージング・ボンド・ファンド」は、主に米ドル建ての新興国の債券を投資対象とし、高水準の利子収入の確保を目指します。新興国の債券は先進国の債券に比べ、「信用リスク」や「カントリーリスク」など、相対的にリスクは高めですが、利回りも比較的高いことが特徴です。
また、「PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド」は、主に、格付が投資適格未満の米ドル建社債(米国ハイイールド債券)に投資し、安定的な収益の確保を目指します。ハイイールド債券は投資適格債券と比べ、「信用リスク」が高く、元本の返済又は利払いを行うことができなくなる状態(デフォルト)が起こる可能性が高い傾向にあります。一方で満期償還までの期間が同じ投資適格債券と比べ、利回りも比較的高いことが特徴です。
通貨選択型の投資信託は、円とそれぞれのコース通貨との為替レートによっても「基準価額」が変動します。それぞれのコース通貨が円に対して高くなれば「基準価額」にはプラスに、安くなればマイナスに働きます。

「基準価額」ってなに?
基準価額は投資信託の価値を表すもので、通常10,000口あたりの金額で表示します。
株式の株価にあたるもので、購入した時よりも基準価額が値上がりすれば、上昇分が利益となります。
為替ヘッジプレミアムは取引する通貨同士の金利の差で生まれます。例えば、米ドルをブラジルレアルでヘッジした場合、現在はブラジルレアルの方が高金利なので、金利差分を受け取ることができます。この金利差分を「為替ヘッジプレミアム」といいます。
逆に、ヘッジする通貨のほうが金利が低い場合は、「為替ヘッジコスト」として金利差分を支払うことになります。
上記三つの収益の源泉をもとに、相対的に高い分配実績があります!
また、分配実績は選択する通貨によって違います。
| 委託会社 | ファンド名 | 分配実績 | |
|---|---|---|---|
| 2011年9月 | 2011年10月 | ||
| 大和住銀 投信投資顧問 |
エマージング・ボンド・ファンド・ 円コース(毎月分配型) |
80円 | 80円 |
| エマージング・ボンド・ファンド・ 豪ドルコース(毎月分配型) |
180円 | 180円 | |
| エマージング・ボンド・ファンド・ ニュージーランドドルコース(毎月分配型) |
110円 | 110円 | |
| エマージング・ボンド・ファンド・ ブラジルレアルコース(毎月分配型) |
160円 | 160円 | |
| エマージング・ボンド・ファンド・ 南アフリカランドコース(毎月分配型) |
150円 | 150円 | |
| エマージング・ボンド・ファンド・ トルコリラコース(毎月分配型) |
130円 | 130円 | |
| エマージング・ボンド・ファンド・ 中国元コース(毎月分配型) |
40円 | 40円 | |
| DIAM アセットマネジメント |
DIAM新興国ソブリンオープン 通貨選択シリーズ<円コース> |
80円 | 80円 |
| DIAM新興国ソブリンオープン 通貨選択シリーズ<豪ドルコース> |
120円 | 120円 | |
| DIAM新興国ソブリンオープン 通貨選択シリーズ<南アフリカランドコース> |
150円 | 150円 | |
| DIAM新興国ソブリンオープン 通貨選択シリーズ<ブラジルレアルコース> |
160円 | 160円 | |
| DIAM新興国ソブリンオープン 通貨選択シリーズ<中国元コース> |
30円 | 30円 | |
| 中央三井 アセットマネジメント |
PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド(円コース) |
80円 | 80円 |
| PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド(ブラジル・レアルコース) |
150円 | 150円 | |
| PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド(豪ドルコース) |
130円 | 130円 | |
| PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド(米ドルコース) |
60円 | 60円 | |
下の図は、「通貨選択型エマージング・ボンド・ファンド」、「DIAM新興国ソブリンオープン通貨選択シリーズ」、「PIMCO 米国ハイイールド債券 通貨選択型ファンド」のそれぞれの通貨コースを、純資産総額における割合であらわしたものです。
いずれのファンドも「ブラジルレアルコース」が人気です。
オリンピックやワールドカップの開催国となったことで今後の高い経済発展が期待されることから、通貨高による為替差益が期待されること。また、他の通貨に比べて金利が高いことなどが人気の要因のようです。



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